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得<徳
2025年5月22日仕事や家庭、人間関係や金銭面でも「得」は誰でも得たいものだと思います。
「得」の対義語は「損」です。損したい人なんていないと思います。
長者番付に載るような人でない限り、資本主義の社会で得はいらないと言っているのは、
むしろ資本主義国家で生きる人生からの逃げだと私は考えています。
しかし、「徳」を差し置いて「得」を求めると、どうなるでしょうか。
「徳」の対義語は「悪徳・不徳」になります。
人それぞれ、置かれた環境は異なり、苦しいときは目先の「得」に走る気持ちも理解できます。
罪を恨んで人を憎まずという言葉があるように、
例えば家族が重病で…など、どうしても「損」を回避するために「得」を選ぶ時もあるでしょう。
その時に「徳」があれば、周囲の人はきっと協力してくれるはずです。
その時に「徳」がなければ、「損」しか道が無いと思います。
つまり何が言いたいかというと、日常的に自分のことを第一優先で「得<徳」になっていると、
助けてくれる人が離れていき、得を求める人ばかりが自分の周りに集まるということです。
得ばかり求める人とは相手が持っているものを略奪する思考の人です。
そんな人が集まると、奪い合いになり、自分の人生が奪い合いに巻き込まれることになります。
ビジネスでも家庭でも人間関係でも、
本来は「まずは自分が何を与えることができるのか」からスタートです。
与えたものに価値が付き、それが対価になります。
そうすると奪い合いではなく、分かち合いになります。
人格者になろうという話ではありません。
本当に「得」を得るためには「奪う」のではなく「与える」ことで得られるという話です。
与えることを差し置いて得ることばかりの思考や行動になっていると、
目先の小さなお得だけは奪えますが、奪い合いの人生に足を突っ込み、底なし沼にハマります。
そんな環境で幸せを築くことの難易度を考えてみてください。
私は分かち合いの人生を築きたいので、自分を磨き、実力を付けます。