社長ブログ CEO BLOG.
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ハードワークは伝染する
2025年10月23日この数ヶ月で、会社の空気がまるで別物のように変わりました。
以前のムカイ・エンタープライズは、どこか“サークル”のような雰囲気だったと思います。
仲は良い。助け合いもある。話しやすい。でも、どこか“ぬるい”空気が流れていた。
頑張っている人がいても、それが周囲に波及するまでには時間がかかり、熱が冷める方向でした。でも、今は違います。
今の会社は、“強豪校の雰囲気”になってきました。
誰か一人の本気が、すぐにもう一人に伝わる。
小さな行動の変化が、連鎖反応のように会社を動かしていく。社内日がつくった「伝染の仕組み」
9月から、「社内日」という仕組みを導入しました。
全員が大阪営業所に集まり、外出やアポイントを控えて、一日中社内で過ごす日です。
一見シンプルなルールですが、この“物理的な近さ”が、想像以上に大きな効果を生みました。会話が増え、動きが見えるようになり、熱量が伝わりやすくなった。
誰かが真剣にお客様と向き合っている姿を、別の誰かが目の前で見る。
「ここまでやるんだ」「このスピードで動くんだ」
そんな気づきが、無言のプレッシャーと刺激になり、
気づけば、みんなの動きが速くなっていきました。ハードワークは、理屈ではなく、自然と溢れる“空気”だと思います。
どんなに素晴らしい理念を掲げても、どんなに素晴らしい仕組みを構築しても、
結局は目の前の人の姿勢と行動がすべて。
それを体現する人が一人現れると、その熱は確実に広がっていく。
その“伝染”をつくれたのが、この社内日の最大の成果です。次は「プロのチーム」への進化
今の私たちは、“強豪の部活”です。本気で勝ちを目指す仲間がいて、厳しさもある。
けれど、まだ「プロ」ではないと自負しています。プロとは、結果を出し続け、再現性をもって期待を超え続けられる状態。
チーム全体が目的を共有し、自分の行動がどんな価値につながるかを理解している状態。“プロチーム化”が、2026年のステージです。
そしてその基盤にあるのが、「ハードワーク」というカルチャーだと思っています。まだ不器用だけど…
お客様対応や営業現場では、まだ提案の仕方や伝え方に課題もあります。
時には空回りすることも多いなと思っています。
でも最近、社員から毎日のように質問が飛んできます。同じ社員から一日何回も。
業務時間中はモチロン、定時後や土日、帰宅後に入浴しているときでもTELやLINEが飛んできます。「どうすればお客様にもっと貢献できるか?どうしたら伝わるか?」
「どうすればより良い物件をつくれるか?」
「この提案、もう一歩深めるにはどうしたらいいですか?」一つひとつの質問に、正解はないと思います。けど、その“問い”こそが成長の証。
誰かに教えられて動くのではなく、自分で考え、ぶつかり、また立ち上がる。
その姿勢を見ていると、胸が熱くなります。「どうすれば会社が良くなるか」を本気で考える人が増えている。
この状態こそ、組織が進化している証拠です。
そして私自身も教えているようで、一番成長している気がします。ハードワークは、努力の話ではない
“ハードワーク”という言葉は、誤解されやすいと思います。
単に「長く働く」ことではなく、「一瞬一秒を本気でやりきる」ということ。中途半端な集中では届かない領域があると思います。
相手の想いを掴む、ビジョンを形にする、信頼を築く——
そうした仕事の本質的な価値は、やり切る力の先にしかない。だから私は、「ハードワークは美しい」と思っています。
その姿を見て、誰かがまた火を灯す。
そうやって、組織が一つずつ“本物”に近づいていく。次の目標は明確です。
「強豪校」から、「プロチーム」へ。